沼・太田プロジェクト2020

大学生グループが「探検」を楽しめる旅コンテンツ「旅すごろく~n通りの旅~」を作成に取り組んでいます

#51 活動記録 最終成果報告書まとめ4

活動日:1月27日(水)

活動場所:Discord

担当:いざわ

 

あけましておめでとうございます。もう一月も終わりですけどね。

プロジェクト最後の活動記録は私が担当することとなりました。

終わってしまう一抹の寂しさと、やり遂げた達成感でいっぱいです。

 

読んでいる方はお気づきかと思いますが、

一月に入ってからのブログはメンバーにプロジェクトを振り返ってどうだったかを書いてもらってます。

私も活動記録と合わせて、プロジェクトの振り返りをさせていただきます。

書く前から相当長くなりそうな予感しかしないので、

適度に読み飛ばしてもらえればと。

 

では最後の活動記録と振り返りを書いていきますね。

 

 

 

 

最終報告書の校正作業

前回あれから出来上がった原稿を沼先生に渡し、赤入れをお願いしました。

返って来た原稿は案の定真っ赤で、文章を書くのって難しいなと思いました。

 

それを元に、文章を直したり体裁を整えたりしました。

具体的には、表記揺れの統一や、文章自体の表現の検討などになります。

全角、半角や句読点の違和感に到るまで細かく確認しました。

 

その後は図表の差し込みも行いました。

図表は旅すごろくの実態がわかりやすいように、

盤面とwebアプリの画面を主要な部分に絞って載せました。

そうして完成した第2稿を沼先生に渡し、確認をお願いして終わりました。

 

他には、動画制作の方をひらかわくんにお願いしていたので、

そちらを確認してすこし修正を依頼しました。

みた時の興奮は忘れられないですね・・・

プロジェクト公式サイトからみられるはずなので、興味のある人はぜひ。

実際に旅すごろくを使って遊んでみた様子を見ることができます。

 

 

以上の事務的な作業は水曜日で大方片付き、もうやることもないということで、

水曜日を活動最終日とすることにしました。

一人一人にコメントをもらったのですが、

みんな満足そうなものが多かったのでとても嬉しかったです。

起案者冥利につきる・・・。

みなさんプロジェクト一年間、本当にお疲れ様でした!

 

 

プロジェクト活動の振り返り

さて、活動記録も書き終えまして。

私個人としてのプロジェクト振り返りをさせていただければと。

この一年考えたことや思ったことが多すぎて、

とても一言では表せそうにないです。

とりあえず時系列で簡単に追っていき、

その時考えていたことを残しておこうかなと思います。

 

 

2019/11 ~ 起案準備

起案段階で私は代表と副代表に誘われて入ったのですが、

そのときはまだまだ「旅」をテーマにする、ということくらいしか決まっていませんでした。

このときに企画書を作る上で考えていたのは、

旅をテーマに楽しくみんなで作ることと、集まったメンバーでできることをやることです。

 

何をつくるか最初に決めてもよかったのですが(それをやっているプロジェクトは実際に進行は非常に早かったです)

そうではなくみんなで何をつくるか決めたいよね、というのは起案者のなかで考えていました。

 

そのため、起案する時のテーマは

具体的ではないが抽象的すぎない、絶妙な方向性

求められました。

その辺の塩梅が難しかったです。

いろんな先生にアドバイスをご教示いただくくらいに。

(当時は本当にいろんな先生の元に行っておりました、主に代表と副代表が。)

面白いんじゃない、と言ってくれた沼先生には感謝しきりです。

 

 

2019/12 ~ 2020/3 公募からメンバー決定、調査旅行

そんなこんなで苦心して企画書を出し、公募の時に起案者全員で登壇したのが12月。

沼先生に公募について聞いたりしながら、どんな人が来るのか楽しみにしていました。

 

 

そうして初顔合わせが2020年2月初めに行われました。

いまだに覚えています。私がホワイトボードを書いて、いしまるくんが司会やりながら、「一番最初の起案者だし、代表でいいでしょ!」とみんなに言われ、代表になっていたのを。

 

当日は自己紹介をして、連絡先の交換や今後の予定の共有をしてました。

まだコロナが本格的に流行る前だったので、実際に会えたのはよかったですね。

 

メンバーの初見の印象は、みんな落ち着いてそうな人たちだな、という感じ。

この人とは波長合わなそうだなって人はいなかったので、

やはり起案者メンバーと親和性のある人が集まるのかなと。

 

 

その後、春休みは既存コンテンツ調査として

調査旅行に出かけました。

私は鎌倉と終点まで行く旅をして千葉までいきましたが、

その時にみんなといい感じに打ち解けられたので、

何かとメリットあったなあと思います。いい思い出になったし。

旅の中でこの人はこういう人なんだ、と知ることができてよかったですね。

 

 

 2020/4 ~ 7 KJ法、アイデア出し、案の決定

調査期間を終えて、そこからどうしようか?と話した結果、

起案メンバーにCDの人が多かったこともあり、そのやり方に則ることに。

KJ法を5月中旬まで行って、じっくりと情報をまとめ上げました。

 

KJ法に1ヶ月半もかけたのは、

そこが今後の制作の基盤になる部分であるからです。

この時の会議が一番大変で、

みんなに慣れないオンラインでどのように意見を出してもらうか、

毎回頭を悩ませていました。

事前会議というアジェンダ会議をするようになったのも、

この時の会議進行の悩みからくるものですね。

 

毎回意識していたのは、

どうすれば頑張らずに意見が出せるかということでした。

意見を出すハードルを下げることが重要だと思ったんです。

実際、紙に書き出す方法は有効でした。口に出すよりもハードルが低いからです。

あとは少人数で話すこと。これも効果的でよくアジェンダに組み込んでました。

 

事前会議のアジェンダ決めは、最初本当に時間がかかりました。

アジェンダ決めはタイムスケジュール管理だけでなく、

その中身まで考えなければいけませんでした。

ノウハウなんてその時の私たちにはかけらもないので、

毎回起案メンバーで頭をひねっていましたね。

 

今思えばあの経験はそうそう体験できるものじゃないと思うので、

やっておいてよかったなと思います。

まあ、激論飛ばしすぎて毎回消費カロリーが大変でしたが。

 

 

情報をまとめ終えたら今度は案だしです。

みんなに1人3つずつ持ち寄ってもらい、

じっくりひとつひとつ吟味して決めていきました。

 

このとき使ったのがイデアの評価軸というものです。

当時どうやってアイデアを絞ればいいのかわからなかったのですが、

調べたところ、これを設定する方法が見つかりました。

イデアを絞る上で何を基準にしたらいいのか。

それが全体で共有されていないと、不満や不和のタネになることも考えられます。

よりよい決定をするためにも。評価軸は必要だと考えました。

 

途中でそれを決めてからは、結構順調でしたね。

最後に一つに決定した時も、

みんなある程度の納得感をもって決められたと思っています。

 

 

2020/7 ~ 9 中間発表、夏休み

案が決まったところで、もう中間発表が迫っていました。

中間発表にむけて何も成果物がないのはどうか?という話になり、

企画班、デザイン班、技術班に別れて作業を開始し始めました。

といっても、あまりやることもありませんでしたが。

 

私は沼・太田プロジェクトのロゴアイデアを提出して、

イラレをいじっているのが主な仕事でしたね。

結構気に入ってます。プロジェクトロゴ。

 

中間発表の準備のほうはそれはもう大変で、

ギリギリまでスライドをいじってました。

徹夜ですよ徹夜。なんででしょうね、計画立ててやってるはずなのに。

発表原稿、段取り、スライド、発表練習・・・

やることが山積みのなかプロトタイプのことまで考えていたのですから、

こりゃあ代表とかが1人で裁くのは無理だなあと今でも思いますね。

 

発表当日はツッコミの嵐でした。

無理もありません、だってまだコンテンツの案が決まっただけで、中身はほとんどきまっていなかったのですから。6月下旬まで案決めでしたからね。

でも、そのなかにも期待するコメントがあったりして、モチベーションにもなりました。絶対面白くしてやるからな!という感じ。

 

 

そして夏休み

中間発表のフィードバックを踏まえて、休み期間に活かそうと思いました。

プロトタイプを作り、試し、課題を見つけて修正し、また試し・・・

これを繰り替えし行おう!という方針でした。

 

ですが、これを決めるときの会議が激論でした。

そのスケジュールだと無理がある!とか私がいろいろ言ってましたね。

一回その案で現実的に考えよう、と言ってやってみたらなんとかなりそうだったので、採用しましたが。

結果的に短期的に納期を決めることで、それに合わせて頑張って制作しますし、改善点もすぐにわかって直しやすいので、開発が一気に進みました。

 

この行動して試して初めてわかることがあるという、

トライ&エラーの価値を改めて教えてくれたのはよしのちゃんでした。

このやればなんとかなる!!という考えを勝手によしのちゃんマインドと呼んでます。

私がよく彼女に言われたのは、

「考えてもわからないことだってあるし、まずやってみない?」

という言葉です。

私はつい考えすぎちゃうので、本当に参考になりましたし尊敬してます。

プロジェクトが終わっても、このよしのちゃんマインドを思い出していきたいです。

 

 

夏休みはたくさん試遊をして、たくさん改善して、そうやってすぎてあっという間にすぎていきました。

最後に外部の方に遊んでもらったりして、本当に充実した夏休みだったと思います。

 

 

2020/10 ~ 12 本制作、そして最終発表

夏休みが終わり、そこから各班の足並みも整って、本制作に入りました。

それまで同様トライ&エラーを繰り返しつつも、クオリティアップに勤めました。

合間合間にはさまれる試遊が良い息抜きになっていたのかな、と思います。

 

夏休みが終わる直前、事前会議で12月までのスケジュールを決めました。

3ヶ月ほど先まで見据えて行動することは本当に重要で、

そのおかげでクオリティアップの手順や会議を効率良く行うことができました。

 

 

個人的に印象に残っている試遊は、11月に行なった川越での試遊です。

この時が一番人数が集まり、さらに映像用の撮影も同時に行なっていました。

旅すごろくを遊びながらも、生まれたたくさんの思い出が印象的です。

個人的に特に思い出深いのは、城跡に向かった時ですね。

みんなで縁側や和室に座って、夕日差し込むなかくつろぐ時間は本当に穏やかでした。

 

 

本制作でデザイン班として動いていた私は、

WebアプリのCSSや旅すごろくのロゴをコツコツと作っていました。

ロゴは非常に難儀して生み出して、旅や手書き感を意識したものにしたつもりです。

最初は提出後もまだ満足いかなかったのですが、

いざwebサイトや動画、盤面などで使われると、不思議なものですね、なんだか素敵に見えてきてこれでよかったのかな、と思えました。

 

WebアプリのCSSトラベラーズノートを参考に、配色などを決めていきました。

ボタンの配置などをむらたくんに打診され、一緒により使いやすいUIになるよう議論したのも良い思い出です。

CSSの技術的には高くないですが、私のできることは全部詰め込みました。

 

 

そうして最終発表が近づき、また発表原稿などの作成で修羅場になりました。

最終発表ではどんなツッコミが来てもいいように、用意周到な準備をしたので、

中間同様大変な作業量になってしまいました。

「次回は気をつけようって言ったのに、なんでまた深夜まで作業してるんだろうね」

徹夜でスライドと発表原稿をにらめっこする中、誰かがそんなことを言っていました。(ほんとだよ)

 

当日は中間発表よりも多くの人に来ていただき、本当に感謝しきりでした。

新しい試みとして、実況枠を設けて旅すごろくを実演したのも、旅すごろくの良さが伝わって良かったのかなと思います。

実況枠に関しては確かいしまるくんが、実際のプレイを見せたいと発案したのがきっかけでした。個性的でうちにしかできない発表になったと思います。

実況枠にいた私は正直めちゃくちゃ緊張してて、なにもできませんでしたが。

実況の構成考えたりとかはやってたので許してやってください。

 

私の担当した枠でたくさんの人に質問されたり、興味をもってもらったのは純粋にうれしくて、内心ガッツポーズを決めていました。

みんなで面白いものを作ったぞ!!という感じでしょうか。

中間での反応を払拭できた喜びはひとしおでした。

 

こうして反省は残るものの、満足のいく結果となってプロジェクト活動は幕を閉じました。

 

全体を振り返って

こうやって簡単に書き出すだけでもたくさんの出来事がありました。

実際には毎週事前会議2回、全体会議2回の週4回会議を一年やっていたので、まだまだ起こったことはあります。(週4会議って社畜なのだろうか私は)

でもとりあえずはこの辺りで。

 

本当に充実していて、ストレスのないプロジェクト活動でした。

胃が痛くなることも少なくて、みんな協力的で。

作ったものに妥協せず、かといってトライ&エラーも怖がらない。

そうやってできたものは、本当に素敵なものになりました。

 

そして、最後まで大きな衝突もなく、穏やかに終わることができてすごくほっとしています。

本当にバランスの良い、素敵なメンバーだったなと思います。

 

 

これもプロジェクトメンバーのみなさんのおかげです。

本当に、ありがとうございました。

 

 

そして、自分たちでなんでもやりたがるわがままな私たちをあたたく見守ってくださり、時には的確なアドバイスをくださった沼先生、太田先生、

大変お世話になりました。

改めて、このプロジェクトを指導してくださりありがとうございました。

 

 

かなり長くなってしまいました。

この辺りで失礼させていただきます。

ここまでお読みになっていただいた方には感謝を。

それでは。

 

 

いざわ